「スタンド・バイ・ミー」でスターダムに昇りつめ、23歳の若さでこの世を去った伝説のスター、リヴァー・フェニックス。没後20年の今年、幻の最後の作品「ダーク・ブラッド」が公開される。撮影終了前に他界してしまい、未完成のままお蔵入りになっていた作品だが、オランダの巨匠ジョルジュ・シュルイツァーの決死の熱意が実り、ついに完成。スピリチュアルな雰囲気を漂わせる異色の作品だが、謎めいたスター、フェニックスのカリスマ的成長ぶりが堪能できる作品だ。
アメリカ南西部の砂漠地帯。妻を亡くして以来、孤独に生きている青年ボーイ。美しい人妻との出会いをきっかけに、理想の愛を求め、愛に渇望し、狂気と正気の狭間に堕ちていく…。9年たらずの俳優生活で残した作品は14本。代表作に「スタンド・バイ・ミー」「マイ・プライベート・アイダホ」「旅立ちの時」。「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」では、ハリソン・フォード扮するインディ役の少年時代を演じたことも話題となった。実弟は、演技派俳優ホアンキン・フェニックス。
キアヌ・リーヴス、ジョニー・デップ、レオナルド・ディカプリオも憧れた伝説のスター、リヴァー・フェニックスの最期のメッセージを見逃すな!
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