ネット社会の現代に生きる者たちにふりかかる悲劇を通し、人との絆、家族の絆の大切さが描かれたヒューマン・ドラマ。主要登場人物は、2組の家族と1組の若い夫婦と年齢の離れた1組の男女。どこかで繋がりを持つ彼らは、自殺、個人情報流出、違法サイトと、ネット事件に遭遇。深い傷を負い、愛を知り、希望の未来へと歩き出す。アカデミー賞作品賞受賞ポール・ハギス監督の「クラッシユ」に匹敵する質の高い群像劇である。監督は「マーダーボール」のヘンリー=アレックス・ルビン。
「マイレージ、マイライフ」のジェイソン・ベイトマン。「ザ・イースト」のアレキサンダー・スカルスガルド。「ウォリスとエドワード英国王冠をかけた恋」のアンドレア・ライズブローなど、出演者全員、サスペンスとヒューマンが絶妙に絡み合い感動へと誘うこの偉大な脚本に惚れ込み出演を即決。中でも、人気デザイナーのマーク・ジェイコブスが映画初出演を果たしているのも見逃せない。ベネチア国際映画祭で10分間のスタンディングオベーションが巻き起こったのも納得だ!
危険性の孕んだネットの利用法について、改めて見直さなくてはいけないと真剣に考えさせられること間違いないだろう。
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