6才のボクが、大人になるまで。

Boyhood

  • TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
  • 2014年 アメリカ映画 165分

日々の積み重ねが「家族」をつくっていく

6才のボクが、大人になるまで。

男女の愛の模様を粋な会話で描き高い評価を得た「恋人たちの距離」など、ビフォアー・シリーズのリチャード・リンクレイター監督最新作。6才の少年とその家族の12年間に渡る記録を同じ主要キャストで撮り続けるという画期的プロジェクトに挑んだ。「ハリー・ポッター」シリーズや日本のドラマ「北の国から」など同じキャストで撮り続けた作品は多いが、2時間45分という尺の中で、12年間に渡る少年と家族の成長を追い続けるという過去にない斬新なスタイルに世界は驚いた。

テキサス州に住む6才の少年メイソン。姉のサマンサと経済力のない夫と別れた母親と再起を図りヒューストンに移り住む所から映画は始まる。父との再会、母の再婚、アル中の義父の暴力、そして初めての恋。どこにでもある何気ない日常と、移り変わる世の中の出来事を絶妙に絡ませ、多感な少年の立ち居地から12年間という時の流れを上手く表現している。人生はあっという間、だからこそ愛おしい…。そんな事も感じさせてくれる本作は、まさに映像で観る「家族のアルバム」なのだ。

  • 監督:
    リチャード・リンクレイター
  • 出演:
    パトリシア・アークエット
    イーサン・ホーク
  • 配給:
    東宝東和

少年役のエラー・コルトレーンをはじめ主要キャストはみな12年間同じ役を演じ、役柄同様に年を重ねていく姿が観れるのは最大の魅力。続編を期待したい。

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