原作は、浅田次郎が04年に発表した短編集「五郎治殿御始末」に収められている一編「柘榴坂の仇討」。監督は「沈まぬ太陽」の若松節朗監督。幕末・明治維新の激動の時代に翻弄されながらも、武士の誇りと仇討の宿命を背負って生きる彦根藩士、志村金吾を中井貴一が演じるほか、金吾が追い続ける水戸浪士・佐橋十兵衛を阿部寛、井伊直弼に中村吉右衛門が演じる。
桜田門外の変で、君主・井伊直弼を目の前で殺害された彦根藩士・志村金吾は、切腹することも許されず、仇討ちを命じられるのだが、追い続けた13年の月日は江戸から明治へと移り変わり、やっとのことで仇敵の水戸藩浪士佐橋十兵衛見つけ出すのだが・・・。
©2014映画「柘榴坂の仇討」製作委員会