2012年『アウトレイジ ビヨンド』以来17作目となる北野武監督新作。引退して冴えない日々を送る元ヤクザの組長がオレオレ詐欺にひっかかったことをきっかけに、「若い者に勝手な真似はさせられねぇ」と過去に問題がある昔のジジイ仲間を呼び集め、企業詐欺集団の若造たちを成敗に立ち上がる世直しエンターテイメント。時代遅れのヤクザの元組長を演じた藤達也と近藤正臣の迫真の演技と間合いは絶品!
この作品は、社会問題となっているオレオレ詐欺や高齢者を巻き込んだ身近で起こっている組織犯罪の実態と、高齢化を迎えた現在の日本で生きるジジイの哀愁をコメディタッチに描いている。笑いのセンスとこだわりは北野監督の真骨頂かいたずらか・・・。
© 2015 「龍三と七人の子分たち」製作委員会