ミシェル・アザナビシウス監督が最新作に選んだテーマはチェチェン紛争の戦場で生き抜く人々の姿。監督のこだわりは、撮影は全編手持ちカメラでロケを敢行。徹底したリアリティを追求した力強い映像は必見。1999年チェチェン紛争で両親を目の前で殺された少年ハジは、軍の容赦ない攻撃の中、非難した街でフランスから調査に来たEU職員のキャロルに助けられる。しかし戦争でショックを受けたハジは、声を発することができなくなっていた・・。
戦場で人としての尊厳を踏みつけられ、大切なものを奪われても、希望の光を探し求める者たちの“それでも生きたい”と思う姿に感動。
© La Petite Reine / La Classe Americaine / Roger Arpajou