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巨匠スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮の『ジュラシック・パーク』シリーズ最新作は、これまで以上にリアルで壮大なスケールで描かれ、世界で大ヒットを記録。琥珀の中の蚊から恐竜のDNAを取り出し、遺伝子操作で蘇った恐竜たちが生息する究極のアミューズメント・パーク「ジュラシック・ワールド」。ここは巨大な恐竜と間近で楽しめたり、プールでの恐竜ショーなど、多くの観光客で賑わっていた。しかし秘密裏で作られた新種の肉食恐竜が檻から逃げ出し、島はパニックに陥る・・・
ティラノザウルス・レックスの最強と、いろんなDNAを足して、人工的に創ったのが、インドミナス・レックス。ちなみにインドミナスとはラテン語で“凶暴すぎて飼いならせない”の意味、その暴れっぷりは最大級!!
©ILM / Universal Pictures and Amblin Entertainment
トム・クルーズ主演のスパイアクション「ミッション:インポッシブル」シリーズ第5弾。サブタイトルの「ローグ・ネイション」とは、"悪党国家”を意味し、映画の中ではCIAやKGBをはじめとする各国の元エリート諜報部員が結成した無国籍スパイ組織”シンジケート”を指す。最強の敵の策略によりIMFは解体のピンチに。世界の危機を救うためイーサンたちは史上最難関のミッションに挑む。
今回トム・クルーズが挑んだスタント無しの不可能を超えるアクションシーンは、時速400キロ以上で飛ぶ軍用飛行機のドアの外部にへば張りつき侵入を試みるシーンで、地上約1524mの高さにクラクラしちゃいそう。
©2015 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
第二次世界大戦時、名前と身分を偽りナチス・ドイツの手から逃げ延びた8歳の少年の衝撃の実話。原作は“小さなノーベル賞”と呼ばれる国際アンデルセン賞受賞作家で、ユダヤ人強制収容所や隠れ家生活の体験者であるウーリー・オルレブのベストセラー「走れ、走って逃げろ」。この稀有なる実話に深い感銘を受けたドキュメンタリーやフィクション映画で功績を収めるドイツの名匠ぺぺ・ダンカート監督が映画化。ポーランドの美しい四季を背景に3年間に渡る少年の逃走劇が描かれる。
ポーランドのユダヤ人強制移住区から脱走した8歳の少年スルリック。飢えと寒さで行き倒れ、心優しいヤンチック夫人に助けられる。少年の未来に希望を感じた夫人は、1人で生き延びるよう名前と身分を偽った「架空の少年」になるよう教え込む。そしてその日から別の少年“ポーランド人孤児ユレク”としての3年間に渡る魂の旅が始まるのだった…。“慈悲”と“無慈悲”が混在する壮絶な現実。それでも前向きに立ち向かう少年。すべては最後に交わした父親との約束を守るために━。
生命力溢れる純粋少年スルリック=ユレク役は700人のオーディションで選ばれた双子の兄弟。アクティブなシーンと情緒的なシーンを演じ分けた魂の演技に“涙”必至。
©2013 Bittersuess Pictures
「8人の女たち」のフランソワ・オゾン監督最新作。ルース・レンデルの短編「女ともだち」を基に世界観を広げ、およそ20年の構想期間を経て描き出すのは“ありのままの自分”を受け入れた女たちの“新しい愛”のカタチ。その内容はモダンでファッショナブルでミステリアスで刺激的。「トランスジェンダー」「同性愛」などのデリケート・ゾーンに触れながらも違和感をまったく感じさせず、むしろエスプリ感満載のオゾン・マジックの妙薬によりチャーミングな仕上がりとなった。
親友のローラを亡くし、悲しみが癒えないクレールだったが、残されたローラの夫ダヴィッドと生後間もない娘の力になろうと彼の家を訪ねると、そこにいたのはローラの服を着て娘をあやすダヴィッドだった…。妻を亡くしてから“女装”に目覚めたというダヴィッド。初めは戸惑うクレールも、美しく着飾ったダヴィッドを「秘密の女ともだち ヴィルジニア」と名づけ、刺激的な時間を共有することで“新しい自分”に気づいていくが…。主演アナスイ・ドゥムースティエ、ロマン・デュリス。
アラン・ドロンの再来と言われた「黒いスーツを着た男」のラファエル・ペルソナが共演。美しいキャスト揃いの中でひと際輝くロマン・デュリスの“女っぷり”に陶酔!
© 2014 MANDARIN CINEMA – MARS FILM – FRANCE 2 CINEMA – FOZ
「東ベルリンから来た女」のクリスティアン・ペッツォルト監督と、その主演トリオが再タッグを組んだ衝撃作。第二次世界大戦直後のドイツを舞台に、顔に怪我を覆い収容所から生還したユダヤ人妻と、変貌した妻に気づかない夫との「愛と裏切り」の心理劇を描く。夫との幸せな生活を取り戻せると信じ“昔の顔”に執拗に執着する妻。だがやっとの思いで再会できた夫は、妻の知らない「別の顔」をもっていた…。主演二人の抑制された演技が、過酷な時代を象徴し深い余韻を残している。
夫の暗躍。妻の疑念。ラスト、妻が歌う「スピーク・ロー」が、この夫婦の“その後”を物語る。暗闇だらけだが、監督の巧みな演出により“趣”のある傑作に仕上がった。
Ⓒ SCHRAMM FILM / BR / WDR / ARTE 2014
「死ぬまでにしたい10のこと」のイザベル・コイシュ監督最新作。離婚のショックから立ち直れずいる書評家の女性が、ふとしたことで知り合ったインド人タクシー運転手から“運転”と“人生”の手ほどきを受けることで、本来の自信と輝きを取り戻していくさまが清々しく描かれたハートフル・ストーリー。2002年、雑誌“ニューヨーカー”に掲載されたキャサ・ポリットの実体験に基づくエッセイが原作になっている。知的な女優パトリシア・クラークソン、名優ベン・キングズレー主演。
運転はその人の心を表すというもので、人生に迷いがあったり、自分に自信がなかったりすればとっさの判断が鈍り、おのずとハンドルさばきも鈍くなる。人気書評家という立派なキャリアをもつ女性でも、離婚という現実を直視できず、違う道(人生)を選択することを恐れ、なかなか運転に身が入らない。インド人タクシー運転手の確かなナビゲートは彼女の雑念を取り払い、アクセルを踏む勇気を与えてくれるのだ。目的地(生き方)を見つけた人は美しい。そんな印象を残す映画だ。
クラークソン(ウェンディ)とキングスレー(ダルワーン)。程好い距離を保つ大人の関係にぐっとくる。安全運転でまわり道。こんな“人生のドライブ”も楽しいものだ。
Ⓒ 2015, BPG Releasing, LLC. All Rights Reserved.
テロリストに襲われたアメリカ大統領と13歳の少年ハンターの友情とサバイバルを描いたバトルアクション。アメリカ大統領を乗せたエアフォースワンがテロリストの地対空ミサイルに攻撃され、フィンランドの山岳地帯に墜落する。大統領は緊急脱出ポッドで森の奥深くに着地するが、山奥に潜むテロリストたちは、孤立無援となった大統領を捕えようと動き出す。窮地に追い込まれた大統領を救ったのは13歳の少年だった・・・。
少年ハンター役に抜擢されたのはフィンランドで有名な名子役俳優のオンニ・トンミラ。
©2014 SUBZERO FILM ENTERTAINMENT, ALTITUDE FILM ENTERTAINMENT, EGOLI TOSSELL FILM
本年度アカデミー脚本賞にノミネートされた話題作。視聴率至上主義のテレビ業界の裏側で刺激的な映像を求めて夜のロサンゼルスを駆けめぐる報道パパラッチの姿を浮き彫りにしたサスペンススリラー。学歴やコネもない無職のルーは、偶然にも報道スクープ専門の映像パパラッチ「ナイトクローラー」の存在を知り、盗品の自転車と交換でカメラを手に入れ、警察無線を傍受しテレビ局に過激な映像を売りつけるが、視聴率を求めるテレビ局の要求に、次第に常軌を逸した行動を取り始めてしまう・・・。
「ボーン・レガシー」の脚本を手掛けたダン・ギルロイ初監督作品、主演は「ブロークバック・マウンテン」のジャイク・ギレンホール。
© 2013 BOLD FILMS PRODUCITONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
谷崎潤一郎賞を受賞した芥川賞作家高井有一氏原作による同名小説の映画化。「ヴァイヴレータ」「共食い」などの脚本家・荒井晴彦が18年ぶりに映画監督に挑んだ渾身作。終戦間近の東京・杉並の住宅地で母親と暮らす19歳の娘里子。男っ気のない生活にこのまま「愛」を知らず死んでいくのかもしれない…。そんな不安を募らせる里子の「女」としての悦びを目覚めさせたのが妻子ある男性市毛だった…。終戦から70年。過酷な時代に女ざかりを迎えた里子の視点から「戦争」を切なく描く。
若手実力№1女優二階堂ふみと人気俳優長谷川博己主演。純朴でありながらエロチズムを感じさせる二人の“許されざる愛”に心が火照る。共演には工藤夕貴、富田靖子。
Ⓒ「この国の空」製作委員会
第二次世界大戦で日本が降伏を決意した昭和20年8月14日から、昭和天皇が国民に正式発表した翌15日正午の玉音放送までに政府内部で起こった軍事クーデターの緊迫した1日を描いた歴史大作。原作は半藤一利の同名小説を「クライマーズ・ハイ」の原田眞人監督が映画化。終戦に向けて昭和天皇、鈴木貫太郎首相、阿南陸軍大臣の奮闘ぶりが克明に描かれており「この内閣で戦争を終結させる」と断言する鈴木貫太郎首相の決意には、必ず日本は立ち直ると未来を信じる姿が感動的だ。
戦後70年を記念してつくられた作品だが、これまで二度同じ題材で映画化されているが昭和天皇の姿が明確に表されたのは始めてで、戦争を終結される英断と苦悩が見事に映し出されている。
© 2015「日本のいちばん長い日」製作委員会
たった一人で3ヵ月間、1600キロの山道と砂漠を歩くという旅に挑戦し、人生をリセットした女性の実話。主人公シェリル・ストレイド自身の無謀な旅の体験記と波乱に富んだ半生をまとめた自叙伝が原作になっている。母親の死の悲しみから立ち直れず夫を裏切り、薬と浮気に溺れ結婚生活は破綻。人生どん底を味わい、一からやり直す決意で挑んだ旅で彼女は一体何を見つけたのか…。製作・主演はオスカー女優で名プロデューサーのリース・ウィザースプーン。パワフルな演技は必見だ。
監督は「ダラス・バイヤーズクラブ」のジャン=マルク・ヴァレ。映画は彼女が無事に「本当の自分」に到達するまで、過酷な旅とそれに至までの半生を交錯させ描いていく。
© 2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
父は泥棒、母は結婚詐欺師、長男は偽造職人で長女も幼い次男も全て了解済み。力を合わせ、和気あいあいとひとつ屋根の下に暮らす森山家。だが彼らは「偽装家族」。一家の大黒柱で父の和彦が仕事先で泥棒してきた「家族」だったのだ…。「ストレイヤーズ・クロニクル」の人気作家本多孝好氏の珠玉の短編小説を「太平洋の奇跡―フォックスと呼ばれた男―」の蝶野博監督が映画化。血の繋がりを超え「家族」として絆を深めていく姿が描かれた、タイトル通りの“アットホーム”な作品だ。
竹野内豊、松雪泰子を軸に坂口健太郎、黒島結菜、池田優斗のブレイク必至の若手陣が奮闘。大切に育てれば必ず実る。「家族」とはそういうものだという事を教えてくれる。
©映画『at Home』製作委員会
「きみに読む物語」など“泣ける恋愛小説の旗手”として人気の作家ニコラス・スパークのベストセラー小説の映画化。かつての恋人同士が、共通の恩人の死をきっかけに20年ぶりに再会。互いに“かけがえのない人”となり、再び恋におちる姿を感動的に描くラブ・ストーリー。映画は現代と過去を交錯させ展開するので、観る者は10代の“フレッシュな恋”(初恋)と30代の“大人の恋”(セカンドチャンス)の二つのラブ・ストーリーが楽しめる。絵画のように美しい映像も魅力的。
「X-メン」シリーズのジェームズ・マースデンと「M:i:Ⅲ」のミシェル・モナハン主演。さらに高校時代の二人をルーク・ブレイシーとアナ・リベラトが初々しく演じている。
Ⓒ2014 Best of Me Productions, LLC All Rights Reserved
イタリア・トスカーナ州周辺の人里離れた土地。昔ながらの養蜂を営む一家の“変化”を長女ジェルソミーナの視点から瑞々しく描く。閉塞された村で、威圧的な父親からの絶対的信頼を受けるジェルソミーナ。ある夏の日、テレビ番組の撮影に訪れた女神のような女性に“幻影”を抱き、一緒に暮らし始めた少年に“恋”らしき感情を抱くことで、初めて別の世界があることを知る…。ジェルソミーナ役のマリア・アレクサンドラ・ルングは演技初挑戦。蜂に刺されながら多感な役柄を好演した。
2014年第67回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作。弱冠32歳の女性監督アリーチェ・ロルヴァケル長編2作目であり、実人生が大きく反映された感受性豊かな作品だ。
©2014 tempesta srl / AMKA Films Pro ductions / Pola Pandora GmbH / ZDF/ RSI Radiotelevisione svizzera SRG SSR idée Suisse
「怪盗グルー」シリーズの超人気キャラクター「ミニオンズ」初主演作品。バナナのように黄色い謎の生物ミニオンは、人類が誕生するずーっと前から存在していた!!彼らの生きがいは、最強で最悪なボスの仲間になること。映画は不滅の生物ミニオンたちの歴史と正体を明かし、ケビン、スチュアート、ボブを主役に、史上初の女悪党スカーレットとの攻防劇へと一気に加速。従来通りのアトラクション・ムービーを楽しんだ後には第一作目に繋がる怪盗グルーとの運命的出逢いが待っている!!
「雨に歌えば」のナンバーからビートルズまで、幅広い音楽を起用したミュージカル仕立ての作りも楽しめる。さらにエンドロール後に出演者たちのカーテンコールあり!
Ⓒ2014 Universal Pictures.