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「グラディエーター」の巨匠リドリー・スコットが、旧約聖書の出エジプト記に登場する預言者モーゼのエピソードをベースに描いたスペクタル史劇。紀元前のエジプトで王家の養子として育てられたモーゼ。兄弟同然に育ったエジプト王ラムセスと固い絆で結ばれていたはずだったが、エジプト内で苦境に立たされている40万にも及ぶヘブライの人々を救うため、モーゼはヘブライの民を連れ約束の地を目指す旅にでるのだった・・・。主演の預言者モーゼ役には「ダークナイト」シリーズのクリスチャン・ベイル。
これまでに「十戒」でも海が割れる有名シーンがあったが、現代のCGで再現した同じシーンを見比べるのも楽しいかも。
© 2014 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved.
「カポーティ」「マネーボール」のベネット・ミラー監督最新作。1996年1月に起きた大富豪デュポン財閥御曹司によるレスリング金メダリスト射殺事件を実話に基づき映画化。衝撃の全貌に迫っている。何故、御曹司は金メダリストを殺したのか?御曹司とアスリートの間にどんな諍いがあったのか? まるで御曹司とアスリートとのやりとりを観察するかのように、その奥にある微妙な人間心理を巧みに表現。ホモセクシャル風でありながら骨太で鋭い。最後まで完全に引き込まれた。
共にレスリングのオリンピック金メダリストで、固い絆で結ばれていたデイヴとマーク兄弟。しかし弟マークが、アメリカの大富豪デュポン社の御曹司デュポンがソウル五輪のために結成したレスリング・チーム“フォックキャッチャー”への誘いを受けたことで、アスリート兄弟の絆は乱れ、御曹司との危うい主従関係に不穏な空気が流れ始める。異様な雰囲気を放つデュポン役のスティーヴ・カレル。肉体改造したマーク役チャニング・テイタム、デイヴ役マーク・ラフェロ。三人の演技に大絶賛!
デュポンは統合失語症を患っていたといわれ、デイヴ・シュルツ射殺の判決では13年~30年の禁固刑。2010年、精神障害者向け医療刑務所内で72歳で死亡した。
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ニューヨークの街を守る為、カメの忍者4人組が立ち上がった!原作はこれまでアニメやテレビで映像化されている人気作品「ミュータント・タートルズ」。今回「トランスフォーマー」シリーズのマイケル・ベイが、新たな構想を基に製作した超ド派手なアクション娯楽作品。犯罪と暴力が横行するニューヨークで、闇夜に紛れて悪の手から人々を助ける謎のヒーローたちの姿をチャンネル6のテレビレポーター、エイプリルがスクープする。その正体はカメの姿をした4人組の忍者「ミュータント・タートルズ」だった・・・。
監督は「タイタンの逆襲」で大ヒットを飛ばしたジョナサン・リーベスマンがメガホンをとる。
© 2014 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
アナベル人形を手に入れた夫婦が体験する恐怖と、呪いの人形誕生の秘密が明かされる。今回ジェームズ・ワンは制作にまわり、監督は『デッド・サイレンス』『ピラニア3D』など数多くのホラー映画で撮影を担当してきたジョン・R・レオネッティ。
ある夜、隣家の夫婦を惨殺したカルト信者の男女が出産を控えた妻ミアに襲い掛かる。信者の男は警官に射殺され、女はミアのアナベル人形を抱いて自殺するという事件が起こる。その日を境に奇妙な出来事が続き、原因不明の火事に発展。幸いにも救出されたミアは女の子を出産して家族は血塗られた家を出るが、引っ越しの荷物から捨てたはずの人形が……
ちなみにこのアナベル人形は実在し、現在コネティカット州にある博物館に保管され月に2回神父による祈祷が行われている。
©2014WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
東北のとある村“小森”を舞台に、スローライフを送る若い女性いち子と村の人たちとの交流を、春夏秋冬、4つの季節と共に描いた「食と自然」の物語。昨年8月に公開された「リトル・フォレスト夏/秋」の続編で完結編。原作は「月刊アフタヌーン」に連載された五十嵐大介さんの実体験を基にしたコミック。約1年間岩手県でオールロケを敢行し森淳一監督が実写映画化。大自然の恵みの中で育つ食物。その素朴な素材を活かし作るいち子の健康食に興味はそそられる。レシピ本も欲しい。
突然失踪した母親のことや将来のこと。悩み事を抱えながらも健気に作物を育て、料理をして、生きる力を充電するいち子。橋本愛のいち子役は適任。癒し感”満載だ。
©「リトル・フォレスト」製作委員会
ガンに冒され、限られた時間の中で前向きに生きる若い男女の恋愛を瑞々しく描いた珠玉の感動作。原作者ジョン・グリーンが、16歳で亡くなった友人をモデルに書き上げた「さよならを待つふたりのために」を「(500)日のサマー」の脚本家が脚色。注目の新鋭ジョシュ・ブーンが監督を手掛けた。シリアスになりがちなテーマではあるが、主人公たちのプラス思考の生き方や考え方は希望に値すると共感を呼び、全米公開するや否や並みいる超大作を抑え異例のヒットを記録した。
主人公ヘイゼル・グレースは末期ガン患者。酸素ボンベが手放せない。学校にも行けず、友だちもいない彼女は、ある日両親から勧められ参加したガン患者の集会で、骨肉腫で片脚を失ったガスと出会う。陽気で前向きなガスと情愛溢れるヘイゼル。残された時間の中で“愛”を温めてゆく二人だが…。誰だって死ぬことは怖いし、大切な人を亡くすことも辛くて哀しいもの。限られた時間だからこそ、今ある時間を精一杯に「笑って」生きようとする健気さ、眩しさに愛おしさが込み上げてくる。
ポスト・ジェニファー・ローレンスと注目の女優シャイリーン・ウッドリーと、次世代スター、アンセル・エルゴート。このフレッシュ・コンビがラブリーな風を運んでくる。
©2014 TWENTIETH CENTURY FOX
ダブリンを舞台にストリート・ミュージシャンの恋物語を描き大ヒット。舞台化もされた「ONCE ダブリンの街角で」のジョン・カーニー監督待望の最新作。ニューヨークへと舞台を移し描かれる本作は、恋愛、家族、仕事、夢など問題を抱えながら生きている人たちが「音楽」により結ばれ、新たな一歩を踏み出すまでの希望の物語。ミュージシャンだった監督の音楽知識やこだわりは人一倍。あらゆるジャンルの音楽を盛り込み、ラブリーでハッピーな映画ミュージカルを届けてくれた。
落ち目の音楽プロデューサーのダンと、恋人に裏切られた無名のミュージャンのグレタ。ニューヨークのライブハウスで出逢い、一緒に音楽を作ることに。お金のない彼らはニューヨークの街をスタジオ代わりにレコーディングを開始。エンパイアステートビル、セントラルパーク、地下鉄のホーム…楽しく流れる時間と繋がれていく“音楽”と“人との輪”。彼らの新しい人生が切り開かれていく。主演のキーラ・ナイトレイはギターを弾きながらキュートな歌を初披露。共演マーク・ラファロ。
アメリカの人気ロックバンド、マルーン5のボーカリスト、アダム・レヴィーンが俳優デビュー。素晴らしい歌唱力に加え新鮮な演技が堪能できるのも話題の一つである。
©2013 KILLIFISH PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED
アンジェラ・アキの大ヒット曲「手紙~拝啓 十五の君へ~」の歌に乗せ、長崎県の五島列島にある中学校で、臨時教師と生徒たちが「音楽」を通し交流を深め、成長する姿を描く感動作。原作は中田永一氏の小説「くちびるに歌」。2008年全国学校音楽コンクールの課題曲として作られた「手紙~拝啓 十五の君へ~」の作者のアンジェラ・アキさんが全国各地の合唱部に課題曲を届けるというドキュメンタリー番組が制作され、中田氏はこれをヒントに小説を書き下ろした。
アンジェラ・アキの大ヒット曲「手紙~拝啓 十五の君へ~」の歌に乗せ、長崎県の五島列島にある中学校で、臨時教師と生徒たちが「音楽」を通し交流を深め、成長する姿を描く感動作。原作は中田永一氏の小説「くちびるに歌」。2008年全国学校音楽コンクールの課題曲として作られた「手紙~拝啓 十五の君へ~」の作者のアンジェラ・アキさんが全国各地の合唱部に課題曲を届けるというドキュメンタリー番組が制作され、中田氏はこれをヒントに小説を書き下ろした。
主演は数ヶ月のピアノの特訓と初の教師役に挑む新垣結衣。生徒役はオーディションで選出したスター候補生の面々。心から歌い上げる「合唱」に感動の涙がこぼれた。
©2015『くちびるに歌を』製作委員会©2011中田永一/小学館
“歌”以外、全部記憶を失くし、拾われた娘から“ポチ男”と名づけられた男には、かなりヤバイ過去があった…。「苦役列車」の山下敦弘監督が贈る「リンダ リンダ リンダ」に続く青春音楽映画。舞台は大阪。記憶喪失の男と彼の歌に惚れ込んだ娘が出会い、自分の居場所を見つけ出すまでを軽快な音楽をバックに痛快に描く。主演は歌・演技共に定評のある「関ジャニ∞」渋谷すばる。共演に若手演技派二階堂ふみ。地元大阪で活躍するバンド「赤犬」のメンバー総出演も要チェック!
タイトルの「味園ユニバース」とは、大阪市千日前に建つビルに入っている老舗のキャバレーのこと。本作で隠された才能を爆発させた渋谷さんが歌う「古い日記」は最高!
©2015『味園ユニバース』製作委員会
不倫や仕事。都会での生活に疲れ、祖母が暮らした田舎の一軒家に戻ってきた若い女性つぐみと、50代独身大学教授の海江田。“恋する”ことを諦めていた男女が出逢い、誰かと寄り添い生きることの大切さに目覚めていく大人のラブ・ストーリー。西炯子さんの人気コミックを「100回泣くこと」の恋愛映画の名手、廣木隆一監督が映画化。コミカルさとエロティックさが融合された心温まる愛の物語が誕生。榮倉奈々と豊川悦司が“年の差”を感じさせない大人のカップルを演じ上げた。
大人の男の色気とトボけた味わい。誰もが納得の海江田になりきった豊川悦司と大人の女性という新境地を拓いた榮倉奈々。二人の濃厚なラブシーン(足舐め)にも注目!
© 2015 西炯子・小学館/「娚の一生」製作委員会
THE DISAPPEARANCE OF ELEANOR RIGBY:HIM and HER
心に傷を負った1組の夫婦の別れから再生までを、男女それぞれの視点から描き出す異色の2作品。子供を失い結婚生活にピリオドを打ち、新生活を送っているという設定で、男女別々の角度からストーリーは展開される。幼子を亡くした深い哀しみから立ち直れず別れを切り出した妻エリナーの物語「エリナーの愛情」。妻の想いを汲み取り、受身の態度で見守る夫コナーの物語「コナーの涙」。同じ時間軸でありながら、記憶のズレ、価値観の相違等でティストの違うストーリーが生み出された。
主演は「ゼロ・ダーク・サーティ」のジェシカ・チャスティンと「つぐない」のジェームス・マカヴォイ。どちらを先に観てもいいが、2作品観ることをお薦めしたい。
© 2013 Disappearance of Eleanor Rigby, LLC. All Rights Reserved
最愛の夫の死を受け入れられないまま、夫と瓜二つの男性が現われたら、心が揺らがないと断言できる女性はいるだろうか?アネット・ベニングとエド・ハリスの実力派が初共演を果たし「もしも…」から生まれる奇跡のラブストーリーを編み出した。設定はやや王道的ではあるが、微妙な女心、複雑な男心を巧みに演じ上げるベテラン二人の風格が美しく繊細な大人の恋愛映画へと昇華。観る者に共感を与えている。脚本・監督を務めたアリー・ポジンの母親の驚きの実話がヒントになっている。
昨年8月に亡くなったロビン・ウィリアムズが主人公の女性の親友役として出演。物静かで心優しい隣人。控え目でありながら印象を残すロビンの名演にも注目して欲しい。
©2014 LOOK OF LOVE,LLC
「メカニック」「エクスペンダブルズ2」のジェイソン・ステイサムとサイモン・ウェスト監督が再びタッグを組んだサスペンスアクション。ラスベガスの裏社会を腕力一つで依頼人を守る用心棒ニック。ある日、ホテルの客から暴行を受け瀕死の重傷を負った元恋人から、復讐してほしいとの依頼を受けたニックは、すぐさま犯人を見つけ出し、依頼を実行するが、その相手はラスベガスでも強大な権力を持つイタリアンマフィアの息子だった。しつこく付け狙われるニックは人生を賭けたある行動にでる・・・。
銃を使わず、次々に相手をなぎ倒すジェイソン・ステイサムのアクションは圧巻!
© 2014 SJ Heat Holdings, LLC All Rights Reserved
巨大都市コルカタ(旧名:カルカッタ)を舞台に、失踪した夫を捜す妊婦妻の過酷な運命と驚愕の真実を描いた本格派サスペンス・ミステリー。夫捜しに命を賭け、危険に見舞われようとも屈しないヒロインの強い姿勢。主演女優ヴィディヤー・バーランの美貌と情感豊かな演技力により、“女性映画”としても楽しめる。「歌わない」「踊らない」が浸透しつつあるインド映画だが、本作も緻密な伏線、トリックがスリリングに仕組まれ予想を反する結末を迎える。ハリウッドリメイクも決定した。
題名にある「女神」とは、ヒンドゥー教の戦いの女神ドゥルガーのこと。優雅な容姿と激烈な気性を兼ね備えた女神と伝えられ、その極端な二面性が本作のキーワードとなる。
「アイアンマン」のジョン・ファブローが製作・監督・脚本・主演の4役を務た新作は彼が長年温めてきたハートフルコメディ。LAの有名レストランの総料理長カールは、メニューに難癖をつけるオーナーと対立していたがある日、料理を酷評した評論家とケンカし店を去る。失業したカールは故郷マイアミに行く途中で食べたキューバサンドイッチの美味しさに驚き、フードトラックでサンドイッチの移動販売を思いつく。家族や仲間たちの協力を得て、マイアミからニューオリンズ、LAへと旅を続けていく。人脈を生かした出演者は豪華でソフィア・ベルガラ他
ロバート・ダウニー・Jr.、スカーレット・ヨハンソン、ダスティン・ホフマンなど必見。
©2014 SOUS CHEF,LLC.ALL RIGHTS RESERVED