かつて“神童”と呼ばれながらも、プレッシャーに弱く挫折したヴァイオリニストが、生活費を稼ぐため選んだ仕事は、ブラジル最大のスラム街の子供たちの音楽教師だった。複雑な環境に育ち夢も未来も見つけられない子供たち。バッハもモーツァルトも知らず音符も読めない子供たちが、一人のヴァイオリニスト教師と出会い音楽に救われ、スラム一の交響楽団「エリオポリス交響楽団」を結成。人々の心を満たしていく…。監督は「セントラル・ステーション」の助監督セルジオ・マシャード。
文化や教育に触れることが、いかに子供たちの将来に影響を与えるか。そんなメッセージを覗かせる奇跡のトゥール・ストーリー。希望を奏でるクラッシック演奏にも感動だ。
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