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フランス人フィリップ・プティが、1974年当時、世界一の高さを誇ったニューヨークのワールド・トレード・センターの2つのビルの間にワイヤーロープを張り、命綱なしで綱渡りに挑戦した実話の映画化。監督は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のアカデミー賞受賞監督のロバート・ゼメキス。数々の挑戦で世間の注目を浴びるプティが次の挑戦のターゲットに選んだのは、世界一の高さ411mを誇るニューヨークのワールド・トレード・センター。
命を懸けた前人未到のチャレンジに、プティは仲間たちと準備を始める。
©2015
『パンズ・ラビリンス』『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロ監督の最新作。膨大な親の遺産を受け継いだイーディスはトーマスと結婚をし、山頂にある広大な屋敷にトーマスの姉・ルーシルと共に3人で屋敷で暮らし始めるのだが、イーディスのまわりでは不気味な音、不穏な影、不可解な出来事が起こっていた。もっともイーディスを悩ませるのは、毎夜現れる深紅の亡霊だった。「クリムゾン・ピークに気をつけろ」と、彼女は警告を続ける。この屋敷に隠された恐ろしい秘密とは…?
クリムゾン・ピークとは、冬になると地表に露出した赤粘土が雪を赤く染めること。 細部まで作り込んだ監督ならではの“怖さ”と“美しさ”の世界観が見どころ。
©2015 Universal Pictures.
アカデミー賞を賑わしたハリウッド史上最高のスタッフが集結。1950~60年代の米ソ冷戦下で実際に起きた事件を映画化したサスペンス。東西冷戦下の60年代。ジェームズ・ドノバンは、真面目に保険の分野でキャリアを積み重ねてきた弁護士だった。そんな彼が、米国が身柄を拘束していたソ連のスパイの弁護を引き受けたことで、世界の平和を左右する重大な任務を託されることになる。それは、自分が弁護したソ連のスパイと、ソ連に捕えられたアメリカ人を人質交換することだった・・・。
監督スティーブン・スピルバーグ、脚本ジョエル&イーサン・コーエン、主演トム・ハンクスと実績のある豪華メンバーが、重厚で感動的な映画を作り上げた。
© Twentieth Century Fox Film Corporation and DreamWorks II Distribution Co., LLC. Not for sale or duplication.
冷酷な凶悪犯ジェイムズ・“ホワイティ”・バルジャーが起こしたアメリカ犯罪史上最大のスキャンダルを映画化。FBI捜査官コナリーは、幼馴染のアイルランド系マフィアのボス、ホワイティに、イタリア系マフィアを排除しようと裏取引での協力を持ちかける。持たされた情報を元に次々と摘発をしていくコネリーだったが、ホワイティは法の眼をかいくぐりボストンで危険な存在にのし上がっていた・・・。公開前に全世界から注目を集めたのがジョニー・デップの容貌だ。
年の割に鍛え上げた体にはジーンズ、革ジャンが似合う。エンディングで本人の映像が流れるのでどれだけ似ているかが確認できる。
©2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., CCP BLACK MASS FILM HOLDINGS, LLC, RATPAC ENTERTAINMENT, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2000年度全米図書賞ノンフィクション部門受賞作品に選ばれた「復讐する海―捕鯨船エセックス号の悲劇」を基に映画化。19世紀、"鯨油"は生活に欠かすことのできない油だった。1819年、"エセックス号"の乗員たちは鯨油を手にするため出航するが。太平洋沖4800kmの海域で信じられない大きさの白いマッコウクジラと遭遇する。過酷な戦いを挑むのだが、圧倒的な巨体の前に船は撃沈してしまう。絶望の淵で漂流を続けていく中、1人また1人と仲間が倒れていく。
喉の渇きに飢に苦しむ乗員たちが生き延びるために取った"究極の決断"とは?白鯨の登場するシーンは圧巻。壮厳で神々しい、大自然の驚異を感じる。
©2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC ALL RIGHTS RESERVED.
アウシュヴィッツで命をおとしたユダヤ人女性作家イレーヌ・ネミロフスキー原作の未完の傑作「フランス組曲」の映画化。原作者の娘が保管していた遺作原稿が、原作者の死後60年以上の時を経て2004年に出版。350万以上の大ベストセラーとなった。ナチス・ドイツ占領下のフランスで、極限状態に陥った人々の心理とドイツ人中尉とフランス人女性の禁断の恋を、女性の視点から二部作として綴ったロマン大作。映画は第二部の登場人物リュシルを中心としたストーリーになっている。
ナチス・ドイツ占領下のフランス中部の町ビュシー。結婚して3年。大きな屋敷で厳格な義母と戦地に行った夫の帰りを待つリュシル。そんな屋敷にドイツ軍の中尉ブルーノが滞在することになる。かつて作曲家だったという彼の弾くピアノの音色はリュシルの心を癒し、いつしか二人は強く惹かれあっていく…。辛辣な時代に生き、決して心の内を明かさぬまま引き裂かれた二人。ドラマチックでロマンチックなミシェル・ウィリアムズとマティアス・スーナールツ。主演二人の魅力に酔わされる。
監督は「ある公爵夫人の生涯」のソウル・ディブ。夢半ばに39歳という若さで命を絶たれた原作者の熱い精神を損なわず、儚くも力強い美しい愛の物語として描き上げた。
© 2014 SUITE DISTRIBUTION LIMITED
「WATARIDORI」「オーシャンズ」で御なじみのネイチャー・ドキュメンタリーの巨匠コンビ、ジャック・ペラン&ジャック・クルーゾー待望の最新作。今回このコンビがテーマに選んだのは、遥か2万年前の氷河期の終わりから現在に至るまでの“時空を超えた生命の歩み”。移りゆく4つの季節、弱肉強食の野生の世界で何万年にも渡り生き抜いてきた動物たちの奇跡の瞬間を捕らえると共に、そんな動物たちの自然の営みを破壊する人類との関係性を最新鋭技術を屈指し映し出す。
躍動感と波乱に満ちた自然界。人類の出現により変化を遂げた動物たち。日本語版ナレーションの笑福亭鶴瓶さん、木村文乃さんと一緒に壮大な生命の旅へと出掛けよう!
© 2015 Galatée Films - Pathé Production - France 2 Cinéma - Pandora Film - Invest Image 3 - Rhône-Alpes Cinéma - Winds - Pierre et Vacances
マイケル・ボンドのベストセラーシリーズで、全世界で愛されているクマのキャラクター“パディントン”の実写映画化。イギリス生まれのこの原作は、あの超悪オヤジのティディベア、テッドとはまったく真逆。英国紳士のスピリットを受け継いだ品行方正な愛らしいキャラクターになっている。物語はペルーから大都会ロンドンへとやって来たパディントンが心優しい家族と出会い、人間と動物の垣根を超え愛と絆で結ばれていくまでを、ドタバタ喜劇を交えシュールなティストで描いている。
ニコール・キッドマン、サリー・ホーキンスなど豪華キャストが勢揃い。ポップでキュートでカラフル。パディントン・カラーに染められた感動のファミリー・ムビー、誕生!
© 2014 STUDIOCANAL S.A. TF1 FILMS PRODUCTION S.A.S Paddington Bear™, Paddington™ AND PB™ are trademarks of Paddington and Company Limited
2011年に急逝した森田芳光監督の伝説の劇場デビュー作「の・ようなもの」。公開から35年、森田監督直々の原案のもと、その後の物語が新スタッフ、キャストにより再登場。古き良き下町、谷中。落語の世界を舞台に、真面目だけがとりえの新米落語家・志ん田(しんでん)が、落語家をやめ行方をくらました元一門の兄弟子・志ん魚(しんとと)探しを巡り巻き起こす人情喜劇がアット・ホームな雰囲気で描かれる。主演の松山ケンイチを筆頭に、森田作品ゆかりある俳優陣が総動員した。
「の・ようなもの」とは何者でもないという意味。「ありのまま」が一番と言われる今、自分らしく、人間らしく洒脱に生きる“の・ようなもの”らに温かな感動が湧き上がる。
©2016「の・ようなもの のようなもの」製作委員会
「NEWS」の加藤シゲアキが2012年に発表した処女小説を映画化。小説では明かされなかったエピソードを加え行定勲監督が大胆にアレンジ。人気俳優の白木蓮吾が急逝する。自殺か他殺か死因が判明はっきりしない中、少年時代からの親友で売れていない俳優・河田大貴が第一発見者となったことで世間の注目が集まる。蓮吾の遺書の通り、伝記を発表した大貴は一躍時の人となり、スターの地位を手に入れるのだが・・・。題名のピンクとグレーにこの作品の意図が明確に表している。
ジャニーズ事務所の後輩Hey! Say! JUMPの中島裕翔が映画初主演。菅田将暉の器用な演技に存在感を感じる。
©2016「ピンクとグレー」製作委員会
低予算で斬新なアイデアで制作された今作は、タランティーノ監督が絶賛し、4館から全米公開となった話題のサスペンスホラー。19歳の女子大生ジェイは恋人ヒューとデート後セックスをするが、突然豹変したヒューはジェイを椅子に縛り付け「それ」について話し始める。「それ」に捕まったら必ず死ぬこと、そして「それ」から逃れるには人とセックスをしてに移すこと。しかしうつした相手が死んだら自分に戻ってくる。ジェイは自分にしか見えない「それ」から逃げ延びようとするのだが・・・。
ホラー映画の定番である驚かす音の演出や映し方など一切無し。それでありながら観客を引き込む監督の力量はみごと。日本の「デスノート」の影響が伺える。
©2014 It Will Follow. Inc.
第26回山本周五郎賞受賞した小野不由美のホラー小説を映画化。ミステリー小説家の「私」に、読者から届いた一通の手紙。内容は今、住んでいる部屋で奇妙な音がすると、書かれたその手紙に興味を持った「私」は、部屋に住む読者と部屋についての調査進めていく。遡って明らかになっていく部屋の過去、それはその部屋に住んでいた人たちが転居先で自殺や無理心中、殺人などさまざまな事件を引き起こしていたという悲惨な事実だった。
訳あり物件が注目される現在、その理由に迫ったとても怖いミステリーホラー。観た後住んでいる部屋が気になってしまう。
©2016 「残穢‐住んではいけない部屋‐」製作委員会
パリに暮らす3世代の家族に起きたトラブルと、個々が抱える将来への不安をコミカルかつリアルに描くヒューマン・ストーリー。本国フランスでは、半年以上もロングランを記録。万国共通の問題を取り上げ、解決策を提示。普遍的家族愛へと導きながら、今ある人生を輝きへと変えてくれるところにヒットの由縁が隠されている。老人ホームに入居した85歳の母、定年退職し離婚危機にいる息子、将来を模索中の孫。この3世代の親子が突破口を見出すラストにホッコリせずにはいられない。
監督は、俳優としても活躍するジャン=ポール・ルーヴ。おちゃめなお祖母ちゃんマドレーヌ役には、役柄同様に85歳のアニー・コルディがエネルギッシュに演じ上げた。
© 2013 Nolita cinema – TF1 Droits Audiovisuels – UGC Images – Les films du Monsieur – Exodus – Nolita invest
5 Flights Up
ニューヨーク、ブルックリン。最上階の眺めのいいアパートメントに暮らす熟年夫婦。だが住み慣れたこのアパートのたった一つの欠点は、エレベーターがないことだった…。テロ騒動、飼い犬病気発覚事件など、なさそうでありそうなシチュエーションを盛り込み、紆余屈折をいつも二人で乗り越えてきた魅力的で理想的夫婦が“終の棲家”探しに奔走し、最終的には夫婦の“幸せの在り処”を見つけ出すまでをユーモラスにラブリーに描く。モーガン・フリーマン&ダイアン・キートン初共演。
懐の深い夫フリーマンと快活な妻キートン。ほんわかムードで息もピッタリ!ベストパートナーズ賞だ。共演に「セックス・アンド・ザ・シティ」のシンシア・ニクソン。
©2014 LIFE ITSELF, LLC ALL RIGHTS RESERVED
誘拐された3歳の息子。数年後に見つかった時は、その誘拐犯の子供として大切に育てられていた…。「産みの親」と「育ての親」。最愛の息子を巡り、我が子を取り戻そうと奔走する親たちの究極の姿を描くヒューマン・ミステリー。年間20万人の子供が行方不明になっていると言われる中国で実在した事件を基に「ラブソング」の名匠ピーター・チャンが映画化。法律では決して裁けない子を想う親の“激情愛”を「格差社会」「一人っ子政策」など、現代中国が抱える闇を背景に巧みに描く。
「少林サッカー」でブレイクしたヴィキー・チャオが、全編ノーメイクで出演。誘拐犯の妻でありながら、無垢な愛を注ぐ「母」を熱演。子を持つ親なら誰でも涙する感動作。
©2014 We Pictures Ltd. 親愛的 Dearest