お父さんと伊藤さん

  • 新宿バルト9 渋谷シネパレスほか全国ロードショー 
  • 2016年 日本映画 119分

一緒に暮らせば 今日から「家族」?!
お父さんと伊藤さん さぁ、どっちを選ぶ?

お父さんと伊藤さん

34歳の娘と54歳の恋人、そして74歳の娘の父親の奇妙な共同生活を軽快に描くホーム・ドラマ。第8回小説現代長編新人賞を受賞した中澤日菜子による同名小説を「タカダワタル的」「百万円と苦虫女」の女性監督タナダユキが映画化。お父さんと伊藤さん(恋人)の間に挟まれ、どっちも選べない娘、彩の気持ちを代弁した。また、高齢化社会を象徴するシビアな一面を覗かせながらも、ひとつ屋根に暮らす者同志に芽生える“情”の強さに“ほっこり”。素晴らしいドラマが誕生した。

娘の彩は、アルバイト先で知り合った年上の伊藤さんと同棲中。“ある秘密”が原因で兄夫婦の家を追い出されたお父さんが突然彩の家にやって来た。元小学校の教師で頑固者。嫌々始めたお父さんと伊藤さんとの3人暮らしだが、いつのまにかけがえのないものになっていく…。娘の彩に上野樹里。飄々として不思議なオジさんの伊藤さんにリリー・フランキー。典型的くそジジィのお父さんに藤竜也。3人とも魅力的ではまり役。会話の掛け合いもナチュラルに展開、楽しませてもらった。

  • 監督:
    タナダユキ
  • 出演:
    上野樹里
    リリー・フランキー
  • 配給:
    ファントム・フィルム

「のだめカンタービレ」から脱却。等身大女性をのびのびと演じた上野樹里さん。伊藤さんとお父さん(リリーさんと藤さん)の婿VS舅のやりとりも予想外で面白かった。

©中澤日菜子・講談社/2016映画「お父さんと伊藤さん」製作委員会