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サム・ライミ監督、マーク・ウェブ監督と人気シリーズ、スパイダーマンの3度目の映画化。 ヒーローに憧れアベンジャーズに入ることを夢見る15歳の高校生ピーター。彼はスパイダーマンでありながらヒーローとしての自覚と責任が無い未熟な姿にアイアンマンことトニー・スタークが真のヒーローにさせるべく厳しい試練を与える。宿題に恋愛にと、悩みながらもヒーローとして成長する姿にアイアンマンが出した答えは・・・。
今回スパイダーマンに敵対する悪役のバルチャー役には初代「バットマン」のマイケル・キートンが演じる。
©Marvel Studios 2017. ©2017 CTMG. All Rights Reserved.
DCコミック史上最強の女性スーパーヒーロー「ワンダーウーマン」の映画化。男性の存在を知らず、女性だけの島で強くなるための修行に励むプリンセス、ダイアナ。ある日、島に不時着したパイロットのスティーブと出会っことで、彼女の運命は激変する…。彼女は一体何に目覚め、いかにして特別な能力を開化し、世界を救う最強の戦士=ワンダーウーマンとなったのか?監督は「モンスター」のパティ・ジェンキンス。女性目線から描くパワフル・エレガントな女性戦士の活躍に乞うご期待!
ワンダーウーマンにミス・イスラエルのガル・ガドット。天性のセクシーキュートな美貌は、まさに「ワンダーウーマン」。兵役経験を生かした生身のアクションも注目だ!
©2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
今回はトランスフォーマーらが、どうして地球に干渉してきたのか、隠された秘密の歴史とその目的が明らかにされる。 人類とトランスフォーマーがメガトロンと壮絶な戦いを繰り広げる最中、オプティマスが消息を絶つ。果たして、オプティマスはどこにいってしまったのか?目前に迫る最大の危機から地球を救うため、発明家ケイド・イェーガーの下に集まったのは、オプティマスのあとオートボットのリーダーとなったバンブルビーと、謎の英国貴族、そしてオクスフォード大学の女教授の誰も予想しないチームだった!
そこへ人類最強の敵が現れる。その正体は・・・。 名優アンソニー・ホプキンスが初登場。マイケル・ベイ監督のこだわりの秀作。
©)2016 Industrial Light & Magic, a division of Lucasfilm Entertainment Company Ltd., All Rights Reserved
トム・クルーズ主演で1932年のホラー映画「ミイラ再生」をリメイクしたアクションアドベンチャー。 古代エジプトの王女アマネットは、時期女王でありながらファラオに裏切られ、生きたまま石棺に封印されてしまう。 それから5000年後、現代の中東で、米軍関係者のニックと考古学者のジェニーは、謎の地下空洞に隠された巨大な棺を発見する。調査をするため棺を輸送している最中、想定外のアクシデントで飛行機は墜落。 即死のはずのニックが目を覚ますと、そこは遺体安置所だった。
混乱するニックはジェニーと一緒に墜落して行方不明となった棺を探し始める。飛行機が墜落したロンドン郊外では古代エジプト、アマネットが蘇り、復讐をはじめる・・・。
©Universal Pictures
第二次世界大戦末期から戦争終結直後のポーランドで、フランス軍赤十字で医療活動に従事した女医マドレーヌ・ポリアックについての真実の物語。その内容はソ連兵の非人道的卑劣な行為により身ごもってしまった7人の修道女と、彼女たちを懸命にサポートする女医との固く結ばれた静かな絆が描かれている。雪景色に覆われた静寂な映像美。闇の世界に灯る希望と確かな友情。女性映画の名手、「ココ・アヴァン・シャネル」のアンヌ・フォンティーヌ監督のきめ細やかな手腕が冴えた一作。
厳粛な世界で信仰だけを頼りに生きてきた修道女たち。医師マドレーヌの計らいで命の誕生という新たな喜びに触れ、“母性”に目覚めていく姿は感動的。主演女優も魅力的。
©2015 MANDARIN CINEMA AEROPLAN FILM / ANNA WLOCH
コペンハーゲンの養護施設で実際に起きた男児虐待事件を基に描く感動作。目に余る残酷なシーンが相次ぐ中、宇宙飛行士になる夢を抱く少年の微笑ましいエピソードを盛り込むなど、“ほっと”できる場面も提供してくれる。監督はデンマーク映画界の期待の新鋭イェスパ・W・ネルスン。デンマーク・アカデミー賞では、作品賞をはじめ主要6部門を受賞した。作品的には少々地味ではあるが、質の良さでは定評のあるデンマーク映画。本作もその期待を裏切らない心に響く秀作に仕上がった。
1967年、デンマーク・コペンハーゲンの少年養護施設に預けられた13歳のエリックと10歳のエルマー兄弟。だがそこは悪徳校長の独裁教育による過酷な労働、体罰が絶えない“強制収容所”のような場所だった…。絶望的な世界にいながらも、いつか、ここから抜け出せると、不条理な躾に反旗を翻そうと奮闘する少年たちの姿に胸が締め付けられる。兄弟役を演じる二人の子役は共に映画初出演ながらも、既に演技経験者。 つぶらでひたむきな演技は観る者の感情を揺さぶっている
女教師役のソフィー・グローベルの存在は母性を感じさせ、校長役ラース・ミケルセン(国際スター,マッツ・ミケルセンの実兄)の冷酷な演技は憎らしいほどに上手かった。
©2016 Zentropa Entertainments3 ApS, Zentropa International Sweden AB
ジム・ジャームッシュ最新作にて集大成作品。ニュージャージー州パターソン市。バス運転手兼詩人のパターソンと、彼と交流をもつ人々との何気ない7日間を描くポエティックなヒューマン・ドラマ。魅力的な妻、飼い犬、バスの乗客、バーテンダーにバーの常連客…。毎日同じ人と会い、同じことを繰り返す日々の中でも、彼は昨日とは違う“何か”を見つけ“詩”に書き留めていく。「ひらめき」と「発見」。物資的な豊かさに埋もれ見失っていた人生の楽しみ方を教えてくれる味わい深い作品。
旬な俳優アダム・ドライバーと27年ぶりにジャームッシュ作品に出演した永瀬正敏。二人のシーンに余韻が残る。本年度「パルム・ドッグ賞」受賞犬ネリーの名演も必見だ!
Photo by MARY CYBULSKI©2016 Inkjet Inc. All Rights Reserved.
全英ベストセラー小説で、日本のテレビ番組では「奇跡の猫ボブ 人生ドン底男ジェームズとのキズナ」として紹介されたストリート・ミュージシャンのジェームズと茶トラの野良猫ボブとの心温まる実話を映画化。親に見放され、プロのミュージシャンになる夢も叶わずホームレス生活をする青年が、怪我をしていた茶トラの野良猫を助けたことで生きる希望とチャンスを手にしていく、まさに「猫の恩返し」のような物語。人間と猫の絆をシンブルなメロディで綴った音楽映画としても楽しめる。
“招き猫”、茶トラの猫ボブ本人も劇中多数出演。猫目線から捕らえた描写も興味深い。 ジェームズ役には英国俳優ルーク・トレッダウエイ。スウィートな魅力で好演した。
©2016 STREET CAT FILM DISTRIBUTION LIMITED ALL RIGHTS RESERVED.
音楽を聞きながら奇跡の運転テクニックで“逃し屋”をする若きドライバーの姿を描いた青春アクション映画。 子供の頃の事故で耳に後遺症を持つベイビーは、お気に入りの音楽を聞きながら、どんな難しい仕事もやってのける凄腕の逃し屋ドライバー。ある日運命の女性デボラと出会ったことで犯罪から足を洗うことを決意する。しかし冷酷な組織のボスから最後の仕事を依頼されるが、危ないメンバーと成功が危うい強盗計画に人生最大のピンチに立たされる・・・。
今ハリウッドで注目される若手俳優アンセル・エルゴートとデボラ役のリリー・ジェームズのほか、ケビン・スペイシー、ジェイミー・フォックスといったオスカー俳優陣との共演は必見。
「氷の微笑」のポール・ヴァーホーヴェン監督衝撃の最新作。覆面男に襲われた中年女性が犯人探しをする中で、彼女の意外な本性が露わになっていく様を描く官能サスペンス。まさにヴァーホーヴェン・ワールド全開の作風。主演は「ピアニスト」のイザベル・ユペール。既に還暦を過ぎた彼女が「氷の微笑」のシャローン・ストーンを彷彿させる魔性の女を体当たりで挑み、アブノーマルな演技が絶賛された。
フランス映画でありながらアガデミー賞(R)主演女優賞にノミネート。ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門では主演女優賞を受賞。イザベル・ユペールの代表作となった。
©2015 SBS PRODUCTIONS – SBS FILMS– TWENTY TWENTY VISION FILMPRODUKTION – FRANCE 2 CINEMA – ENTRE CHIEN ET LOUP
司馬遼太郎の大ベストセラー小説を「クライマーズ・ハイ」の原田眞人監督が構想25年をかけて映画化。 豊臣秀吉に才能を認められ、若くして出世した石田三成は、秀吉への忠誠は持ちつつも、天下人となった晩年の正義の無い政策に疑問を抱いていた。秀吉亡き後の天下取りの野望を持つ徳川家康は、言葉巧みに武将たちをそそのかし味方につけていく。秀吉の逝去後1600年9月15日、石田三成の西軍と、家康率いる東軍が関ヶ原で天下分け目の決戦が始まる。
役所広司の徳川家康は、豪快で緻密な行動と、誰もがイメージする家康像とは違うが、風格ある家康の姿は現在の俳優の中でも彼しか演じられないだろう。
©2017「関ヶ原」製作委員会
「しあわせのパン」の三島有紀子監督最新作。様々な苦悩と葛藤を乗り越え、父性に目覚める男と、彼の家族の物語を女性目線から繊細なタッチで描くヒューマン・ドラマ。女性監督が描く「そして父になる」でもある。家庭第一でありながら再婚相手の連れ子と上手く行かず、悶々とした日々を過ごす、田中信。男に頼らなければ生きられない“さげマン”の妻、奈苗と二人の連れ子、薫と恵理子。微妙なバランスで保たれた「家族」という名の“風船”は、新しい命の誕生により一気に破裂する…
主演は先妻との間に出来た実娘と、現妻の連れ子の父親役に奮闘する浅野忠信。娘たちを照れくさそうに接する距離感を保った演技に注目。田中麗奈、子役役たちも好演した。
©2016「幼な子われらに生まれ」製作委員会
第二次世界大戦中のフランス。ナチスドイツの魔の手からスイスへと逃れた13歳の少女ファニーと8人の子供たちの“実話”から生まれた驚きの感動作。少女のモデルになったのは実在の女性ファニー・ベン=アミ。実体験を綴った自伝が話題となり映画化が決定。「ポネット」の名匠ジャック・ドワイヨンの実娘ローラ・ドワイヨンがメガホンをとった。両親と生き別れ、引率者とはぐれても、諦めず力を合わせ“未来”へと突き進む子供たちの健気な姿と息づまる逃亡劇に胸が詰まった。
厳しいオーデションを勝ち抜き主役に抜擢されたレオニー・スーショー。あどけなさの残る芯のある大人顔負けの演技で注目を集める。共演に国際派女優セシルド・フランス。
©ORIGAMI FILMS / BEE FILMS / DAVIS FILMS / SCOPE PICTURES / FRANCE 2 CINEMA / CINEMA RHONE-ALPES / CE QUI ME MEUT – 2015
鎌倉のミニFM舞台に、悩みを抱えながらも成長していく女子高生たちのひと夏の青春を描いたオリジナル長編アニメ。制作は「ちはやふる」のマッドハウス。 湘南・鎌倉。16歳の女子高生なぎさは、やりたいことが見つからず焦りを感じていた。ある日、今は使われていないミニFMステーションに迷い込み、DJの真似事が偶然にも放送されてしまう。彼女の発した言葉は、“コトダマ”となってキセキを生み出すことになる。その声が届いていた相手とは・・・。
新世代声優を発掘する「キミコエ・オーディション」で勝ち抜いたメンバーによるユニット「NOW ON AIR」の6人がメインキャラクターの声を務める。現実のミニFMの経営はどこも厳しいが、アニメの中だけは夢が詰まった“コトダマ”が感動的だ。
© 2017「きみの声をとどけたい」製作委員会
原色使いのカラフル・ポップな映像美とパントマイム的ユニークな人間描写が魅力の「アイスバーグ」「ルンバ」のカナダ人監督、ドミニク・アベルと、フィオナ・ゴードン夫妻の待望の最新作。夫妻揃って主演を兼ね、自伝的要素も盛り込まれた本作は、おばのマーサからの“SOS”に、雪深いカナダから花の都パリへ訪れた主人公女性フィオナのパリ珍道中を描くミュージカル風ドタバタ・コメディ。軽快な音楽と小粋なダンス。道化師としても活躍する夫妻の“名人芸”が堪能できる。
マーサ役にはコメディ初挑戦、「愛、アムール」の大女優エマニュエル・リヴァ(2017年1月死去)。大御所コメディ俳優ピエールと踊るフットダンスに魅了された。
現代最高のフラメンコダンサー、サラ・バラス、“情熱”のドキュメンタリー。伝説の舞台と呼ばれる「ボセス フラメンコ組曲」のパリ初演公演まで、あと3週間。映画は、 舞台成功に向け着々と準備を進めるサラとダンサーたちの舞台裏に密着する。振付はむろん、台本、衣装、照明、舞台監督など裏方すべてを切り盛り。努力に勝るものはない と断言し、常に完璧を求め努力を重ねる、まさに“魂”のフラメンコが至近距離でたんまりと堪能できるのも「映画」ならではの楽しみ方だ。
世界を又にかけ活躍する一流芸術家だが、その原点は意外にも“日本”だという驚きの逸話も明かされる。妻であり、母である彼女が私生活でみせる優しい顔も見逃せない。