きっと、いい日が待っている

Der kommer en dag

  • YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開
  • 2016年 デンマーク映画 119分

いつか、きっと…

きっと、いい日が待っている

コペンハーゲンの養護施設で実際に起きた男児虐待事件を基に描く感動作。目に余る残酷なシーンが相次ぐ中、宇宙飛行士になる夢を抱く少年の微笑ましいエピソードを盛り込むなど、“ほっと”できる場面も提供してくれる。監督はデンマーク映画界の期待の新鋭イェスパ・W・ネルスン。デンマーク・アカデミー賞では、作品賞をはじめ主要6部門を受賞した。作品的には少々地味ではあるが、質の良さでは定評のあるデンマーク映画。本作もその期待を裏切らない心に響く秀作に仕上がった。

1967年、デンマーク・コペンハーゲンの少年養護施設に預けられた13歳のエリックと10歳のエルマー兄弟。だがそこは悪徳校長の独裁教育による過酷な労働、体罰が絶えない“強制収容所”のような場所だった…。絶望的な世界にいながらも、いつか、ここから抜け出せると、不条理な躾に反旗を翻そうと奮闘する少年たちの姿に胸が締め付けられる。兄弟役を演じる二人の子役は共に映画初出演ながらも、既に演技経験者。 つぶらでひたむきな演技は観る者の感情を揺さぶっている

  • 監督:
    イェスパ・W・ネルスン
  • 出演:
    ラース・ミケルセン
    ソフィー・グローベル
  • 配給:
    彩プロ

女教師役のソフィー・グローベルの存在は母性を感じさせ、校長役ラース・ミケルセン(国際スター,マッツ・ミケルセンの実兄)の冷酷な演技は憎らしいほどに上手かった。

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