現代最高のフラメンコダンサー、サラ・バラス、“情熱”のドキュメンタリー。伝説の舞台と呼ばれる「ボセス フラメンコ組曲」のパリ初演公演まで、あと3週間。映画は、 舞台成功に向け着々と準備を進めるサラとダンサーたちの舞台裏に密着する。振付はむろん、台本、衣装、照明、舞台監督など裏方すべてを切り盛り。努力に勝るものはない と断言し、常に完璧を求め努力を重ねる、まさに“魂”のフラメンコが至近距離でたんまりと堪能できるのも「映画」ならではの楽しみ方だ。
世界を又にかけ活躍する一流芸術家だが、その原点は意外にも“日本”だという驚きの逸話も明かされる。妻であり、母である彼女が私生活でみせる優しい顔も見逃せない。