Egon Schiele: Tod und Madchen
彗星のごとく現われ、クリムトと並び20世紀初頭のウィーン美術史を燦然と輝かせた天才画家エゴン・シーレ。“美”と“エロス”を追及する美術界の貴公子は、モデルたちと浮名を流したスキャンダラスな逸話と、当時としては挑発的だったヌード名画を数多く残し、わずか28歳で早逝した。映画はそんなシーレの波乱万丈な画家人生に多大な影響を及ぼした二人の女性を中心に、彼を巡る女性たちとの愛欲の日々、さらには代表作「死と乙女」誕生秘話が官能的且つ芸術色豊かに描かれる。
エゴン・シーレ役にはモデル出身のノア・サーべトラ。「愛」も「命」も1枚の画に込める野心的で情熱的な主人公を天性の美しさで好演、輝かしいデビューを飾っている。
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