巨匠フランシス・フォード・コッポラの妻として、女流監督ソフィア・コッポラの母として献身的に家族を支えてきたエレノア・コッポラの80歳にて長編映画初監督作品。家族一筋の中年女性が、夫の仕事仲間であるフランス人男性との予期せぬ旅を体験することで、“忘れていた自分”と出会うまでを、監督自身の実体験をもとに描く人生賛歌。カンヌからパリへ。車で7時間のはずが、何故か寄り道の連続。“観光地巡り”の1泊2日の旅は、アンの何かを変える貴重な時間となっていく。
フレンチディナーに楽しい会話。美しい観光地巡り。登場人物と共に観光気分を満喫できる小粋なロード・ムービー。ダイアン・レインが監督の分身的女性を艶やかに演じた。
©e Films Limited/ The British Film Institute / Curzon Film