芥川賞作家藤沢周氏原作「武曲」を映画化。タイトルの武曲とは、 “武士”と“音楽”の交わりのことで、北斗七星の中の星の名から取っている。これは剣道に人生を懸けた男と、現代の音楽で育った若者との共通の無い男同士が剣道を通じて対決する様が二連星のような関係とみれる。 神奈川・鎌倉。剣道五段の腕前を持つ矢田部研吾は、父との対決がきっかけでアルコール漬けの自堕落な日々を送っていた。 “殺人剣の使い手”と言われたのも過去のことで今はしがない警備員で生活をしのいでいた。
ある日恩師が見つけてきた剣道には素人の高校生が剣道対決で矢田部から奇跡の一本を取る・・・。 役作りのために限界まで鍛え上げた肉体と精神力を魅せる綾野剛と、天賦の才能を開く村上虹郎。新旧の若手対決は注目。
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