1967年のデトロイト暴動の裏で実際に起こった、ある出来事を「ハート・ロッカー」「ゼロ・ダーク・サーティ」のキャスリン・ビグロー監督が映画化。 1967年夏のデトロイト。暴動2日目の夜、アルジェ・モーテルで起きた一発の銃声に、デトロイト警察をはじめ、ミシガン州警察、ミシガン陸軍州兵、地元の警備隊が結集し、アルジェ・モーテルの宿泊客に対し強引な捜索が始まる。
数人の警察官が捜査手順を無視し、誰かれ構わず脅迫的な尋問で自白を強制し始める・・・。 目を逸らしてはいけない、事実なのだから誰かが明らかにしなければいけない。そんな難しい事件をリアルに再現している監督のこだわりが熱い。しかしこの臨場感いっぱいの映像からは人種差別や警察権力で暴力を振るう正義の無い姿しか入ってこない。
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