死を間近に悟った裕福な老婦人と、彼女に訃報記事を依頼された若き新聞記者の女性の交流をハートミングに描く珠玉の女性映画。ワンマンな性格が仇となり、嫌われ者となり80歳を越え孤独と不安を抱えた老婦人。彼女の人生そのままを写した“最悪な訃報記事”に面食らい、イメージを脱却し素晴らしい人物になろうと前向きに精進していく老婦人の姿は、まるで「クリスマス・キャロル」のスクルージュ爺さんのようだ。パワフルでしんみり。大女優シャーリー・マクレーンの等身大の熟練技に感動。共演にアマンダ・セイフライド。
ジェネレーション・ギャップを超え友情を築くチグハグな二人。アマンダ・セイフライド扮する訃報記者が老婦人の葬儀で述べる「お悔やみの言葉」が、この映画のすべてを物語っている。
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