生きてるだけで、愛。

  • 新宿ピカデリーほか全国ロードショー
  • 2018年 日本映画 109分

「生きてるだけで、疲れる女。」
希望に向かって疾走中!!

生きてるだけで、愛。

「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」も映画化された本谷有希子の同名原作の映画化。鬱により自分を上手くコントロールできない女性が、苦悩と苦痛の中で「世間」とどう向き合っていくかを、彼女と「普通」の人たちとの数少ない関わりにより描くヒューマン・ラブ・ストーリー。他者との繋がりを求めながらも、繋がれない。自分という人間をわかってほしいと思いながらも上手く伝えられない。現代若者の悶々としたリアルな心情が心に突き刺さる疾走感溢れる青春映画。長編映画初となる関根光才監督のまさに“光る才能”に驚いた。

鬱による過眠症で引きこもる寧子と、編集社に勤める恋人津奈木。同棲生活3年になるが、二人の関係も鬱の症状も平行線だ。だが津奈木の元カノが現れたことで、寧子は外の世界と関わらざるを得なくなる…。感情の起伏が激しい寧子を演じる趣里。「生きてるだけで、疲れる女」を体当たりし強烈なインパクトを残す。「生きることを、諦めた男」津奈木に菅田将睴。「静」の演技が逆に寧子の「激」をより光らせた。結果のみえないもどかしい作品だが不快感はない。痛さと笑いが程良く混在し、むしろ好印象を与えた。

  • 監督:
    関根光才
  • 出演:
    趣里
    菅田将睴
  • 配給:
    クロックワークス

「生きてるだけで、嫌味な女」の仲里依沙。「生きてるだけで、丸儲け夫婦」の田中哲司と西田尚美。「疲れる女」を取り巻く“普通に見えて普通じゃない”キャラクターも楽しめた。

©2018「生きてるだけで、愛。」製作委員会