「潜水服は蝶の夢を見る」の主演俳優で、「さすらいの女神たち」では監督業に挑戦し高い評価を得たマチュー・アマルリックが、1950年代のシャンソン界の女王でフランスの伝説的歌姫バルバラの人生を洒落た感性で脚色。バルバラの人生の物語でありながら、伝記映画でもドキュメンタリーでもなく、バルバラを演じるブリジットという女優と映画監督イヴが、「バルバラ」の映画の撮影中にバルバラの魅力に憑りつかれ現実と虚構の境界線を超え、バルバラの魅力に迫るという物語。
途中実際のステージ映像も交えたりと、観ている側も迷宮に足を踏み入れた感覚を覚える非常に個性的な作り。主演女優ジャンヌ・バリバールのバルバラの魂を呼び起こす歌と演技に燃えた。
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