2012年、若松孝二監督が死去してから約5年半、映画界の鬼才、若松孝二の原点を垣間見える作品だ。若松孝二に集うスタッフたちが映画に命をかけ、青春時代駆け抜ける生き様を描いたヒューマンドラマ。 1969年、何者になることを夢みて若松プロダクションの門を叩いた少女・吉積めぐみ。 作品への熱い気持ちで作り続ける若松組のスタッフは個性的でいつも貧乏であるが、なぜか輝いていた。彼女の楽しい日々は続くが、何かは見つからずにいた・・・。
これまで若松監督作に出演してきた井浦新が、若き日の若松孝二役を演じる。主演の吉積めぐみ役には門脇麦。監督は若松プロ出身で、「孤狼の血」の白石和彌。政治的な思想を映画に込めたかと思えば、お金のためにポルノを撮る若松監督の映画愛は深い。
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