ミステリーの女王アガサ・クリスティ作品の映像化は多いが、自身が“最高傑作”と語った1949年に発表した「ねじれた家」の初映画化。無一文から巨万の富を築き上げた大富豪レオニデスが毒殺される。レオニデスの孫娘で元恋人のソフィアの依頼で捜査を始める私立探偵のチャールズ。富豪一族が勢ぞろいする中、巨額の遺産を巡る殺害動機ばかりで捜査は難航する。真相解明に近づくが、そこへ第二の殺人が起きる・・・。
ミステリーは最高と感じるのは裏切られたエンディングと思っていたが、この作品だけは当てはまらない。犯人の動機に現代に通じる虚しさ立ち込める。
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