直木賞作家、角田光代の傑作小説を、「正解のない恋の形」を模索し続ける今泉力哉監督が映画化。平凡なOLテルコの「究極な片思い」を軸に、5人の男女の「もどかしい片思い」の姿を描く異色の恋愛映画。28歳のテルコ。逢った瞬間“マモル命”になった。たがマモルはテルコのことは好きじゃない。追いかれば追いかけるほどマモルの心は離れていく。愛に執着するテルコと、愛の重圧に疲れ微妙に距離を置くマモル。尽くす女と、都合のよい男の“愛のかけっこ”は、交わることなく永遠に続く…。
NHK連続テレビ小説「まんぷく」の注目女優岸井ゆきのが、一方通行の愛に猪突猛進するヒロインを熱演。その愛の猛威に正直ひくが、逆に成田陵の男気のなさが浮き彫りになった。
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