米大統領選挙で最有力視されながら、女性スキャンダルで選挙戦から撤退した米民主党のゲイリー・ハート元上院議員の姿を描いた政治ドラマ。政治には女と金のスキャンダルは当たり前で、これまで数々の作品がスキャンダルから大統領が失脚する姿を題材としているが、今回の場合、大統領選で最有力候補が突然、スキャンダルで辞退したゲイリー・ハート上院議員を描いている。優秀な大統領候補が1つのスキャンダルで全てが終わってしまった。これは過激な報道をするマスコミが悪いのか?報道を聞き暴走する国民が悪いのか?
映画は各自の視点から描かれているが、最も損をしたのは踊らされた国民なのかもしれない。それだけ優秀な人材だったように思えてくる。ヒュー・ジャックマン適役である。