ヴィクトリア女王が、晩年、唯一心を許したインド人従者との深い交流を描いたほぼ史実に近い物語。私利私欲が渦巻く王室内で、純粋に女王を慕い仕えたインド人従者。若くてハンサムなアブドゥルから学ぶ異国の言葉や文化はとても新鮮に映り、いつしか二人の間に強い信頼の絆が結ばれていくが…。英国女優界のヴィクトリア女王、ジュディ・デンチが、まさにイメージ通りの威厳のある女王を愛らしく演じた。
英国王室を描いたら右に出る者はいない「クィーン」のスティーヴン・フリアーズ監督。ユーモラスな演出は好印象。特に女王と従者との“秘密のやりとり”は微笑ましく可愛かった。
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