Girl/ガール

Girl

  • 新宿武蔵野館 ヒューマントラストシネマ有楽町 Bunkamuraル・シネマほか全国ロードショー
  • 2018年 ベルギー映画 105分

誰よりも女の子になりたい少女の物語

Girl/ガール

バレリーナを夢見るトランスジェンダーの少女が「自分らしさ」を勝ち取るまでの痛ましくも希望に満ちた物語。2009年にベルギーの新聞に掲載された少女の記事に心打たれた、当時18歳のルーカス・ドン監督は、「いつか必ず彼女を題材に映画を撮る」と決意、約9年の月日をかけ完成させた意欲作である。長編映画デビュー作でありながら、第71回カンヌ国際映画祭<カメラドール 新人監督賞>を受賞。センセーショナルで繊細な語り口は、“第二のグザヴィエ・ドラン”と称され、世界から大注目を浴びた。

バレリーナを夢見て、日々レッスンに励む15歳のララ。男の体で生まれてきた彼女にとって、女の子としてバレエを踊ることは至難の業だ。涙ぐましい努力を重ねても、どうにもならない現状に、益々自分を追い込んでいくのだが…。本作は「偏見の目」を克服するのではなく、自分の夢を叶えるための「自分との闘い」を刹那的に描いているのが特徴で、常に「痛さ」が伴うが、唯一、理解ある父親の愛情に救われるだろう。

  • 監督:
    ルーカス・ドン
  • 出演:
    ビクトール・ポルスター
    アリエ・ワルトアルテ
  • 配給:
    クロックワークス STAR CHANNEL MOVIES

主演のビクトル・ポルスターは現役の男性ダンサー。女の子と勘違いしてしまうほどに可憐で華奢な容姿に心奪われ、よりヒロイン側のナイーブな心情に寄り添うことが出来た。

©Kris Dewitte