薬物依存症の息子と、息子の更生を信じ強い愛で守ろうとする母の“衝撃と感動”の物語。物語は、クスマス・イヴの朝、19歳の息子が薬物依存症の施設から抜け出してきた所から始まるが、家族や本人の意志だけでは安易に過去を清算できるものではない世の中の邪悪なシステムをシビアな目線から語っていく。特に、家族には決して見せない息子の別の顔がじわじわと浮き彫りになっていく様子は意外性があり、「薬物依存症」を描いた他の家族ものとは一線を画した作品になっている。
決して諦めない強い母をジュリア・ロバーツがキャリア最高の演技で熱演。監督の実息子で若手演技派ルーカス・ヘッジズもまた好演した。
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