在りし日の歌

SO LONOG MY SON 原題:地久天長

  • 角川シネマ有楽町 Bunkamura ル・シネマほか全国ロードショー
  • 2019年 中国映画 185分

2020年04月03日公開

在りし日の歌

喜びも悲しみも幾年月
共に生きた30年間

80年代から2010年代の激動の中国を舞台に、息子を亡くし喪失感の中で生きる夫婦と、その原因を作り罪悪感の中で生きた夫婦の“一人っ子政策”が生んだ30年間に渡る愛と友情の物語を描く185分の超大作。原題の「地久天長」とは、「蛍の光」のこと。本編では度々流れ印象を残すが、それは苦難続きの主人公夫婦の歴史を「哀歌」として憐み「賛歌」として称えているようだった。監督は中国第六世代の名匠ワン・シャオシュアイ。本作でベルリン国際映画祭銀熊賞受賞、最優秀男優賞、女優賞W受賞に輝いた。

中国の地方都市。同じ工場に勤め、同じ日に男の子を授かり、家族ぐるみの付き合いをしていた二組の夫婦。だが主人公夫婦ヤオジュンとリーユンの息子シンが、友人夫妻の息子ハオに誘われて行った川で命を落とし、互いの夫婦間に大きな溝が生じてしまう。一人っ子政策により、二度と自分の子を産めなくなったヤオジュンとリーユン夫妻は、工場をリストラされたこともあり、誰も知らない小さな村で養子をとり、慎ましく暮らし始めるが…。過去と現在が複雑に交錯、大まかなあらすじはチェクしておこう。

癒えぬ悲しみの中で細やかな幸せを探し生きる夫婦と、方や富裕層になりながらもどこか満たされない夫婦。異なる夫婦に与えた30年間の試練、「赦し」と「後悔」を描いている。

  • 監督:
    ワン・シャオシュアイ
  • 出演:
    ワン・ジンチュン
    ヨン・メイ
  • 配給:
    ビターズ・エンド
©Dongchun Films Production